人事や経営の仕事に臨む上でお勧めの本をご紹介します。
1.「ローマ人の物語」塩野七生著
ガバナンス、リーダーシップ、ポリティックス等々、今の時代にも通じる人事や経営に役立つエッセンスが満載です。何より塩野さんの深い洞察、示唆に富んだ視点、軽妙で時にユーモアあふれる語り口で長編にもかかわらず楽しく読み進めることができます。
https://www.shinchosha.co.jp/topics/shiono/ichiran.html
2.「海の都の物語」塩野七生著
「ローマ人の物語」の後に読むと感銘を受けます。ヴェネチアは派手さはないですが、実はローマより長く続いた政体です。リーダーの独善を許さないガバナンスの仕組み、はたまた国民一人一人が自主的に国の運営に参画する姿は現代の私たち人事が理想とする政体ではないでしょうか。
https://www.shinchosha.co.jp/book/118132/
3.「ギリシア人の物語」塩野七生著
民主主義を生み出したギリシャ。その素晴らしさに感じ入ると共に民主主義がいかに滅びるかを記した名著。ポピュリズム、衆愚政治、、、国はもとより現代の企業経営者や人事がしかと念頭におく必要性を感じます。
https://www.shinchosha.co.jp/book/309639/
4.「坂の上の雲」司馬遼太郎著
日本にこのような時代があったのか、ダイナミックでイノベイティブな日本の姿がここにあります。保守的然とする現代からは想像に難くもありますが、明治維新という大きな変革を経た危機感がもたらしたのでしょうが、日本の可能性を改めて感じさせる、そんな一冊です。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167105761
5.「学歴無用論」盛田昭夫著
ソニー創業者 盛田さんのベストセラーです。ソニーの自由闊達な社風を育んだ原点ともいえる考え方で、今から50年以上前(1966年)に発刊されたものですが、今なおその思想は色あせる事ありません。しばらく絶版となっていましたが、2年ほど前に有志の方々のご尽力で復刊されています。