学生時代の経験を社会で活かす

 永年、新卒採用を担当していると、学生の皆さんがもっと自らの人生経験を仕事のイメージと紐づけて語って欲しい、と思うことがよくあります。エンジニアなど特定の専門領域を除いては、それを語ることができる学生は非常に少数派ではないでしょうか。実は幼少期を含めた20年余りの経験値は学生の皆さんが思うよりもずっと社会で活きるものなのです。にもかかわらず巷の就職情報をもとに付け焼き刃で慣れない受け答えに終始してしまう姿を見ていると、とても残念に思います。もっと自然に過去に積み重ねてきた経験を語ってほしい、いつもそう感じてしまいます。とはいえかくいう私も若かりし頃は学生時代の学びと社会で必要とされる知見や能力は当然、別物と考えていたのですが・・。

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「自律」へのアプローチ

自らを律することは、社会、組織で生きていくうえでとても大切なことですが、とても奥深く残念ながらまだシンプルに本質的な定義ができるには至りません。突き詰めると非常に哲学的になり過ぎてしまうでしょうし、短絡的に考えれば机上の空論になってしまう気がします。今の私に実践的かつ的を射た表現をするインテリジェンスはないのですが、一方で社会人として長く会社という組織で働く過程で自分なりに自律を目指し若い頃から意識してきたことがありますので、今回はそれをご紹介したいと思います。

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